Bench Made Factory

仲西眼鏡店には店内併設として、自社の眼鏡製作所があります。
そこでは仲西眼鏡店オリジナルコレクションやサングラス、1本限りのスペシャルオーダーからアパレルブランドのコレクションまで、全てBench Made Factoryにて製作しております。
一連の製造工程を同じ場所(Bench)に座る職人が作っている事からBench Made Factoryと称しています。

工房開設のストーリー

当店でご購入頂いたお客様から、眼鏡が壊れたので修理して欲しいと依頼がありました。
また購入して間もないので何故短期間で壊れてしまったのか合わせて調べて欲しい との事。
私はメーカーへ修理依頼とお客様からの調査も同時に依頼し
2週間ほどで修理は出来上がったきたのですが、調査には少し時間がかかると言われ、
1ヶ月ほど経った頃にメーカーから調査の回答がありました。

メーカーは
日本の眼鏡作りは分業制で7社から10社近く回って1本の眼鏡が出来上がってくるので
各社に聞いても原因が分からないと言う返事でした。

突き詰めて伺った所、
A社ではうちの仕事ではないから分からない。
B社では前の工程に問題があったのではないか?
C社ではうちではきっちり仕事をしているから次の工程で問題があったんだろう。

この様な感じで堂々巡りとなり、結局お客様へは調査の回答がまともに出来ず
メーカーからの返事をそのままお伝えし謝罪したのですが、そのお客様から一言。

「眼鏡屋さんは何で眼鏡作らないんですかね?仕入れて販売しているだけだから製造側も販売側も責任感が無く、こういう事になるのではないですか?」

まさに仰る通りで返す言葉も見つかりませんでした。

その時にお客様から教えて頂いた「責任感を持って作り販売する」という事を教えて頂き、現在の製造販売一体型のワンストップ店舗を作る決断をし現在に至ります。

お客様への気持ちや、眼鏡を提供する姿勢として、
販売するだけではなく自分自身が作り手として、また店頭販売スタッフと連携する事でお客様にも安心して購入できる環境づくりを目指したいという気持ちからBench Made Factory(社内工房)併設の店舗として2010年から新しい仲西眼鏡店の歴史がスタートしました。

離れた場所で製造しても良いのに、というお言葉もありましたが、
眼鏡が壊れただけでも困っているのに修理に2週間も掛かるとなるとお困り事をもっと増やす事になる。何より職人が即対応出来る環境と、直接製造している姿を見る事が出来る経験と安心感を大切にしたいという思いから工房併設型の眼鏡店として現在の姿となりました。

私が常々思い描いているのは
「仲西を通じて人々に幸せな気持ちになってもらいたい」
その気持ちを少しでも多くの人に感じてもらいたいたく、眼鏡作りだけではなく、アイケア導入で眼から身体を整えたり、インソールで足元から身体を整えたりする事が出来る様、日々実験や研究を行っております。

少しユニークな眼鏡店ですが、”目と眼鏡のお困り事相談所” の様な存在になる事が私の使命です。

あなたの愛用しているフレームがどのように作られているのか?
眼鏡作りに興味がある方は是非、見学にいらしてください!

Craftsmanship

職人

285工程の物語。
昔ながらの手法で丁寧に作る手作り眼鏡はフロント部分で243工程。テンプルに至っては42の工程を経て一本の眼鏡が仕上がります。

綿花由来の天然素材を使い、畳ほどの大きさの大判から、眼鏡用に板材を切り分け、糸鋸と数十本のヤスリを使い分けて丁寧に形を整える。

その後、ケサギ(カンナの様な工具)で皮一枚削ぎ落とし房州粉を使い荒磨きを行った後、仕上げのバフをかける。
これを繰り返すことにより、精製されたハチミツのようなトロッとした照りが出る。

完成までの60日、心待ちにしているお客様に喜んでいただけるよう心を込めて眼鏡を仕立てていきます。

Maestro

達人

世の中では、手作りと言っても様々なレベルで手作りが行われている。素材の特性を知り尽くした職人のみが成し得る熱処理や削り等、熟練の技を駆使することで”常に顔に沿って曲がろうとする特殊なテンプル”が完成する。これが当店眼鏡職人の特徴です。

その卓越した技術は、あまりにも緻密で時間が掛かりすぎるため、大量生産では決して行うことができない。全国でもこの製法を継承するのは、わすか二人だけ。

そのうちの一人である当店の眼鏡職人は達人と呼ばれた職人の伝統的な技術を受け継ぎ体の一部になったかの様なナチュラルな装用感を実現しています。

Warranty

保証

当店で販売した手作り眼鏡が廃盤になることはありません。ご購入いただいてから何年経っていても修理や作り直しが可能です。万が一のフロント折れ、テンプル折れにも対応できますので安心してお買い求めいただけます。

NAKANISHI COLLECTION

仲西コレクション

prêt-à-porter

ベーシックラインから既に手づくり
仲西眼鏡店の底力
飽きの来ないシンプルテイストと
工場生産では実現できない掛け心地

Nakanishi1928 Collection

創業から4代に渡り
それぞれ時代の先端を追求した仲西眼鏡
その心意気と個性的なセンスを
現代感覚と手づくりの技でオマージュ

Precious Collection

希少性や先端技術、新たな発想で
素材に向き合い
そのパフォーマンスを活かしきった
挑戦的高級眼鏡

REPAIR LAB.

リペアラボ

メガネが壊れてしまった! 修理は出来るのだろうか?のお悩みを出来る限り引き受けます。メガネは小さなパーツ同士が組み合わさった物です。”掛け外し”をするだけで、”ゆがみ”や”ねじれ”が起こります。遠慮なく当店にお申し付け下さい。

鼻パット交換
セル(プラスティック)フレーム
鼻パット交換

フレームの鼻にあたる部分が合わず、まつ毛がレンズに当たってしまったり、フィット感が悪い場合、プラスティックチップを削って作った鼻パッドや金属タイプの鼻パッドに交換できます。

金属フレーム
鼻パット交換

メタルフレームのパットの形状はフレームにより様々です。色々なパットにも対応出来るように各種取り揃えております。

セルフレームリメイク

今まで使っていた眼鏡に愛着があり、何とかして使いたい方にお勧めです。
素材の劣化度により出来ない物もありますが、フレーム下の部分だけを切断してレンズの形も変えてナイロールタイプにリメイク出来ます。
通常のフレームと変わらず使える事と、今まで愛用していた物を使えるという利点があります。

フレームの鼻にあたる部分が合わず、まつ毛がレンズに当たってしまったり、フィット感が悪い場合、プラスティックチップを削って作った鼻パッドや金属タイプの鼻パッドに交換できます。

セルフレームリメイク
各種交換
ネジ紛失、又は交換

プラスティックフレーム、メタルフレーム、縁無し(ツーポ)などで使用しているネジ入れ、交換も承っております。

ナイロール交換

レンズの上部だけにリム(縁)があるメガネや、それとは逆にレンズの下部にリムがある物は、ナイロン系の糸でレンズを固定しています。糸が切れてしまったり汚れてしまった場合、交換出来ます。交換の目安としては1年ぐらいです。

修理対象の目安
セルフレームのレンズ部分両脇の金属が外れてしまった。またはぐらついている

フレーム前枠部分に損傷がなければ埋め込まれている金属をしっかりと固定するためにもう一度埋め込み作業をします。前枠に少しでもひび割れがある物は対象外になります。その場合、前枠の交換か、フレームチェンジという対応になります。

セルフレームが白っぽくなってしまった

汗や整髪料、また気温の変化でフレームが白っぽくなってしまう事があります。この場合は新品仕上げという方法で、プラスティックを皮一枚剥ぐような処理をして再び光沢を出す為にバフ(研磨)をかけます。フレームの状態がひどくなる前に新品仕上げをするとかなり綺麗に仕上がります。

メタルフレームのメッキがはがれてしまった

この場合の修理は再メッキで対応いたします。剥がれてしまった場所だけでなく一度フレームに付いているメッキを全て落とし、再びメッキ処理を施します。

メタルフレームの一部が外れたり切れたりしている

レンズの上部だけにリム(縁)があるメガネや、それとは逆にレンズの下部にリムがある物は、ナイロン系の糸でレンズを固定しています。糸が切れてしまったり汚れてしまった場合、交換出来ます。交換の目安としては1年ぐらいです。

使っているレンズを生かしてフレームだけ変えたい

交換可能な物、そうでない物は店頭スタッフがご確認いたします。 お気軽にお声を掛けてください。

仲西眼鏡店では、学生や新社会人を対象にインターンシップ制度を設けております。天神の工房での眼鏡製作製造を体験するインターシップも受け付けております。詳しくは採用情報をご覧ください。