眼鏡が出来あがるまで約250の行程があるが、その全ての製作工程が職人の手によって作られている物がある。最初は1枚の大きなプラスティックの生地だが、それを糸ノコギリで一つ一つ削っていき、ヤスリで丁寧に形を整えた後、バフ(磨き上げる機械)で磨いていく。その光沢とボリュームは職人技ならではのモノ。
そしてテンプルの製作は、通常の作り方とは全く違う"芯貼り"という製法でつくられている。通常の物は打ち込み(シューティング)と呼ばれる物でテンプルの芯を機械で打ち込んでいく。しかし"芯貼り"とは、まずプラスティックを半分に割り、その中に芯を入れて貼り合わせる製法である。そうすることによって、眼鏡を掛けていて広がったりだとか、曲がったりだとかが、ほとんどない。この製法は日本のみで作ることが可能で、もちろん製作レベルは世界でトップレベル。数少ない職人の中でも選び抜かれた者のみが作ることが出来、まさに神業の一品である。 |